Stay by Rihanna:キー、音域、ボーカルラインが実際に求めるもの
RihannaのStay(feat. Mikky Ekko)は、原曲キー、音域、歌いやすさを知りたいときに検索されやすいスローなピアノバラードだ。このページは録音から測ったボーカルラインを使う。音域はE3–D5(22 semitones)、テッシトゥーラは主にC4–E4、フレージングのテンポは約55 BPM、難易度はhard、最長音はE4を4.9 seconds、約0.4 notes per second、曲長は241 seconds。
リリースされたスタジオ音源でよく挙げられる原曲キーはC major。カラオケ音源や市販譜の多くもこの扱いだ。高音フレーズはベルトではなくミックスで置く必要がある。実測ラインの頂点はD5であり、チェストのC5ではない。
歌いやすさ・難しさの正体
ここでのhardは速さではない。フレージングは約55 BPM、ラインの動きは約0.4 notes per secondなので、シラブルを追いかける曲ではない。仕事になるのはE3からD5までの22-semitoneの幅、C4–E4付近に居座るテッシトゥーラ(多くの声でパッセージョど真ん中)、そしてリズムの隠れ場所がほとんどない4.9-secondのE4だ。
E3は多くの女性キーでは本気の低音、多くのテナーでは快適なミッドロー。ここが細くなったりフライに割れたりすると、サビの前にヴァースが未完成に聞こえる。D5はテッシトゥーラ上限のE4からわずか5度上だが、長く静かなフレーズのあとに来るので、曲全体を大きくして高音を「温存」できない。
最長の実測ホールドはE4で4.9 seconds。E4自体は極端な高さではないが、このテンポではほぼ5秒の音が譜面の真ん中に丸見えで置かれる。息は配分し、ヴィブラートはピッチが決まってから。241 secondsあるので同じ問題が繰り返す。レジスターの切り替えを何度も歌い、疲れは高音のミスより先に、C4–E4へのスクープとして出やすい。
テッシトゥーラがC4–E4なので、チェストが支配したがりヘッドが引き継ぎたがる場所にほとんどの時間がいる。その衝突と、スローバラードなのにhardという評価が、カラオケでサビがシャープになる理由だ。E4までチェストで押し、D5の余力がなくなる。
向いている声
実測のE3–D5は、E4より上でつながったミックスを保てるメゾ、本物のE3を母音を潰さず歌えるテナーやハイバリトンに合う。ライトソプラノは低音を失いやすく、重いバリトンはD5までミックスできず張りやすい。話し声の快適域がC4付近ならテッシトゥーラは馴染みやすいが、D5と4.9-secondのE4の計画は別途必要だ。
E3が使える音域より下なら、フレーズの形を覚えてから移調する。毎ヴァースをフライで低音をごまかすとデュエットのバランスが崩れる。
練習の仕方
実測の約55 BPMで練習する。長い拍を声に出して数え、E4の4.9 secondsを感覚ではなく長さとして知る。ヴァースのE3を切り出す。同じ母音、同じダイナミクス、スクープなし。次にC4–E4をパッセージョドリルにする。オクターブスライドとゆるいサイレンで、E4が掴まなくなるまで。
D5は1オクターブ下から始め、ミックスを少しずつ足す。0.4 notes/secの密度は保つ。余計なリフはバラードと喧嘩する。長いE4の前にブレスを印し、子音から息を盗まない。241 secondsを通すときは半分歌って休み、残りを歌い、最後のサビでも冒頭と同じE4が残るようにする。
曲をPitchHighwayにアップロードして、フレーズ単位で覚えよう。